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反射とは

反射(はんしゃ:reflection)とは

光の反射には3つのタイプがあります。オラフォル社では、その3つのタイプの中でも、再帰反射の技術に特化し、超高輝度の再帰反射素材を開発・製造しているメーカーです。

乱反射(らんはんしゃ)

人間が色や形として見ているものは、ほとんどが乱反射しています。光があたると、反射した光はいろいろな方向に拡散してしまうため(図1)拡散反射(かくさんはんしゃ)ともいいます。

正反射(せいはんしゃ)

鏡が正反射の代表的な例です。自然の中では、海や湖などの水面に対岸の風景が正反射して写ることがあります。正反射での光は鏡の面に入ってきた角度と同じ角度で反対側に出ていくのが特徴です(図2)。

再帰反射(さいきはんしゃ)

入ってきた光を、入ってきた方向に帰す反射を、再帰反射といいます(図3)。光が光源に帰るため、再帰反射素材が普通の照明下で鏡のように見えることはありません。どの角度から来た光でも、光の方向を360度まわして帰すのが特徴で、再帰反射(さいきはんしゃ)ともいいます。

連絡先

お問い合わせは、下記のあて先までメールをいただくか、お電話ください。

orafol-japan@orafol.com

お電話:03-3527-1961

再帰反射素材とは

再帰反射素材は、光源へ光を帰すという再帰反射の特徴を利用した反射素材です。再帰反射素材が道路標識や安全ベストなどに使われ、ヘッドライトなどの光源に向かい反射することで、安全運転につながるよう運転者に注意を促しています(図4)。そうした再帰反射素材の中でも、オラフォルの再帰反射素材は、抜群の反射性能と優れた品質があり、しかも軽くて、しなやかという特長を持ち、強靭なフィルムやシート、テープなどに加工され、生活のさまざまな場面で使われています。

再帰反射素材には、マイクロプリズムとガラスビーズの2種類がありますが、マイクロプリズムは、オラフォルが30年程前に世界で初めて製品化に成功したテクノロジーです。

マイクロプリズムとガラスビーズの違い

光を光源に帰すという再帰反射素材には、マイクロプリズムとガラスビーズの2種類があります。

ガラスビーズ式

ガラスビーズ式の構造は、シート面に透明な小さな球体を並べた構造になっています(写真1:上面写真、図5:断面イメージ図)。この小さな球体の一部で光を受けて、光源に向けて反射させます(図6:イメージ図)。

マイクロプリズム式

マイクロプリズム式の構造は、シート面に透明な三角錐(プリズム)を底面が上になるようにして、緻密な配列をしています(写真2:上面写真、図7:断面イメージ図)。この三角錐の底面で光を受けて、3面を使い光源に向けて反射させます(図8:イメージ図)。

底面で光を取り込むプリズムは、球体の一部で光を受けるガラスビーズに比べて、帰す光の量を約3倍にも増やしています。さらにオラフォルのマイクロプリズム式では、緻密で均一な配列を可能にして、より多くの光を帰すことに成功。さまざまな技術を付加して、他社に真似できない超高輝度マイクロプリズム反射素材を提供しています。